凍結粉砕とは-196℃の液体窒素を冷媒に使用して原料を粉砕する方法です。低温粉砕ま
たは冷凍粉砕と呼ばれることもあります。
「マイナス30℃の世界ではバナナで釘が打てます」や「-40℃ではバラの花びらも手で簡
単に粉々になります」などのCMを過去にご覧になったことはありませんか。
当社の粉砕方法も基本的な原理は同じです。ある物質を一定以下の低温にすると、ガラス
のように硬くて脆い状態になります。これを低温脆性といい、この特性を利用して素材を
粉末化する方法が凍結粉砕です。
低温による脆化は物質ごとに温度が異なります。プラスチックの例でいえば、ポリアミド
は-30℃~-50℃、ポリプロピレンは-20℃など、素材の種類によってそれぞれ違いがあ
ります。
当社の凍結粉砕は、原料や設備を最適な温度に冷却することにより液体窒素のロスが少な
く、また、常温での粉砕に比べ遥に細かい粒度の粉末を得ることが可能です。
また、食品の粉砕では風味や香り、栄養成分などが損なわれることがありません。さらに
窒素雰囲気中で粉砕することで食品の酸化が防止され、品質の高いパウダーが得られます。
エンジニアリングプラスチック・汎用プラスチック・ゴム・エラストマー・各種化学品・
食品・健康食品などの粉砕は当社にお任せください。